最近増えている帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛の対策について

今回は「最近増えている帯状疱疹の対策について」をテーマに話していきます。

 

帯状疱疹とは

過去に水ぼうそう(水痘)にかかった人の体内に潜伏していた水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)が、活動を再開することで発症するもの

普段は、水ぼうそう発症時に獲得した免疫力によって活動を抑え込まれている。

しかし、加齢やストレスなどによって免疫力が低下すると再び活動・増殖を開始し、神経の流れに沿って帯状に痛みや発疹(ほっしん)が出る帯状疱疹を発症する

 

帯状疱疹の症状

帯状疱疹の症状には個人差があるが、多くは皮膚に起きる神経痛のような痛みから始まる。一口に痛みといっても、皮膚の違和感やかゆみ、しびれとして感じる程度から、ピリピリ、ズキズキ、チクチク、針で刺されたような痛みや、焼けるような痛みまでさまざまだ。その後は、水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状にあらわれ、痛みは次第に強くなり、眠れないほど痛むこともある。強い痛みや皮膚の症状は、主に体の左右のどちらかにみられるのが帯状疱疹の特徴で、3~4週間ほど続く。

 

なぜ、帯状疱疹が増えているのか

 従来は、この免疫力が加齢に伴い低下していく過程で、再強化されるタイミングが頻繁にあった。20代~40代の子育て期に、わが子が水ぼうそうにかかることでVZVに再度さらされることで得られる「ブースター効果(追加免疫効果)」

同じウイルスや細菌への再感染によって最初より強い免疫力が作られるため、再び発症しにくい免疫力のある体になる。これが「ブースター効果」

2014年10月に小児水痘ワクチンが定期接種化され「水ぼうそうにかかる赤ちゃんや子ども」が減ったことにより、大人になってから受ける「ブースター効果」の機会も減り、その影響が高齢者よりも「子育て世代」に大きく表れた

 

予防より早期発見

予防法を考えても、加齢やストレスを相手にするのは難しい
予防を考えるよりは早期発見によって早めに抗ウイルス薬を投与し、帯状疱疹後神経痛を起こさないようにすることが大切になる。

帯状疱疹後神経痛とは

帯状疱疹の皮疹(水疱など)が消失し、帯状疱疹が治癒した後も続く痛みのことで、帯状疱疹の合併症

帯状疱疹後神経痛の代表的な症状は、“持続的に焼けるような痛みがある”、“一定の時間で刺すような痛みを繰り返す”といったもの。

 

帯状疱疹後神経痛になってしまったら

もし、帯状疱疹後神経痛になってしまったら他の神経痛同様、とにかく神経に対して沢山血液を集めてあげることです。

理論は割愛しますが、“痛み”と“熱い”という感覚を与えることです。
帯状疱疹後神経痛の場合は単純で、神経痛が出ている場所に痛みと熱を与えれば改善します。
皮膚の状態が良いのであれば爪楊枝を使い痛みを与え、その後、蒸しタオルなどで熱を与えることで改善します

 

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帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛への対策【新潟 鍼灸 帯状疱疹後神経痛】