椎間板ヘルニアが見つかっても手術をしてはいけない理由

今回は椎間板ヘルニアになっても手術をしてはいけない理由について話していきます。

この話はヘルニアになった人のなかで手術の必要のない8割の方に向けて話していきます。

なぜ、その8割の人に向けてこの話をするかと言うと、ヘルニアの診断を受けてもちゃんと説明も受けず不安を感じている方が多いからです。

 

椎間板ヘルニアとは

椎間板ヘルニアは、背骨のクッションである椎間板が本来あるべき位置から飛び出してしまったものです

飛び出してしまったら手術しかないのかと思われるでしょうが、実は病院でも第一選択は手術ではありません

それはなぜかというと、椎間板ヘルニアは手術をしなくとも治癒力を高めることで改善するからです。

 

椎間板ヘルニアの構造による分類

なぜ、椎間板ヘルニアが改善するのかは椎間板ヘルニアの構造を知ることでわかります。

椎間板ヘルニアは構造によって4つに分類される

①膨隆型…髄核が繊維輪を押し、背中側に膨らむ

②脱出型…髄核が繊維輪をを破って飛び出し、後縦靭帯を押している

③穿破脱出型…髄核が後縦靭帯を破って飛び出している

④遊離脱出型…飛び出した髄核の一部が元の髄核から分離、移動している

4つを大きく2つに分けると

①、②は靭帯のなかに収まっている

③、④は靭帯も破り外に飛び出している

椎間板(髄核)が靭帯の突き破っているか突き破っていないかで分けることができる

 

手術をしなくていい理由

ここから手術をしなくても椎間板ヘルニアが改善する理由を話していきます。

①、②のタイプは靭帯を押しているだけで、椎間板が元々ある場所に収まっているのでそもそも手術で取り出す必要ない

③、④のタイプは靭帯を突き破って外に出てしまっているので元の場所に戻ることは考えにくいです。

じゃあ、手術が必要かと言われるとそうではありません。

飛び出してしまった椎間板は貪食細胞が食べてくれます

だから、飛び出した部分がなくなるので手術の必要がありません

 

注意点

今回は椎間板の問題だけを話していますので、炎症が治ったとしても神経痛や痺れが自然と消えるかは別問題です。

神経は長時間の圧迫や牽引により神経自体が傷むことがあり、そうなるとヘルニアによる問題が解決しても神経痛や痺れが残る場合があるので、

その場合は神経に対してアプローチする施術を行う

 

私がオススメするセルフ対処法

①、②のタイプは固定と運動

押されている靭帯は炎症を起こし腫れていると考えられるので靭帯の炎症を広げないためにコルセット等で関節の固定をし、痛みの出ない範囲で動き周りの血流をよくして早く腫れや炎症を無くすようにする

セルフケアではないですが、痛くて動けない状態であれば、鍼を使って炎症を取るのはオススメ

③、④のタイプは、お灸を行う

お灸は擬似的に火傷をしたのと同じ状態になるので、貪食細胞の数が増え活発に働くので、飛び出したヘルニアが小さくなる可能性が高まります

ドラッグストアに売っている市販のお灸でいいのでヘルニアのある場所にお灸をしましょう。

詳しくは動画で解説

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